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自治体Webサイトはなぜ使いにくいのか?
“ユニバーサルメニュー”による電子自治体・電子政府の新しい情報発信
安井 秀行 (著) NPO団体 アスコエ

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アスコエの公立(都道府県立)美術館ウェブサイト評価について


公立(都道府県立)美術館ウェブサイトを選んだ理由

公的団体のWEBサイトには私たちの地域や社会を変えるきっかけがつまっています。
公立美術館は今、地域文化や公共経営を改革する役割を担う存在になってきています。そのため、公立美術館のウェブサイトも美術館からの情報発信という役割を超えて、市民とアートやアーティスト、美術館スタッフとの情報交流の場、あるいは市民一人ひとりの社会参画や地域創造の足がかりとしての価値が高まってきていると言えます。
また、事務事業評価・包括外部監査の実施や指定管理者の導入等(下記注参照)によって、利用者へのサービスの向上、入館者数のアップが各館の大きな課題となり、その解決策としてウェブサイトの質の向上が求められている状況にあります。
こうした状況を鑑み、アスコエでは、利用しやすいサイトをめざして利用者の観点から評価を行い、改善提言をしていくことにしました。

※ 注
事務事業評価とは・・・行政の事務・事業の有効性や効率性、費用対効果などを評価する仕組み
包括外部監査とは・・・外部の独立した監査人から、有効性や効率性、費用対効果などの監査を受けること
指定管理者制度とは・・・これまで地方公共団体やその外郭団体に限られていた公の施設の管理を、 民間事業者を含むすべての団体に委任できる制度

評価対象

全国の都道府県立美術館(計82館)から、閉館中のサイトを除き、延床面積上位20館を機械的に選択し、評価対象とした。都道府県中に複数館ある場合には、その中の中核となる施設・総合館を選定した。
選定のために使った出典は、「全国博物館総覧」(日本博物館協会編,ぎょうせい,1986年)。

評価者

美術館の来場者は大きく分けて個人と学校などの団体があり、それぞれがウェブサイトに求める情報は異なります。美術館もそれをふまえたサービスメニューを用意しています。そのため、個人と団体という立場の評価者を選択しました。

個人:美術館が好きな大学生、東京都在住、20代、K氏
団体:準備中

※アスコエでは、新たな対象セグメントや新たなコエの提供者「お茶の間リサーチャー」を募集しています。ご応募はこちらのお問合せ(リンクを張ってください)からお寄せいただければ幸いです。

評価の視点

評価者の属性に即した評価の視点を選択しています。評価結果は、評価者の主観的なものであることをご了承ください。
1、美術館全体ではなく、美術館のウェブサイトそのものの評価であること
2、対象者のニーズにあっていること
3、具体的アクションにつながりやすく、社会的変革のきっかけとなりうること

評価方法

対象者にサイトを見ていただいた上、
1、当該情報のみつけやすさ
2、たどり着いた当該情報の理解のしやすさ
の2つの観点から、ポイント付けを行い、その点数で評価を行っています。

評価期間

個人:第1回評価 2007年4月
団体:準備中

評価項目の選定について

ウェブサイトの利用者を漠然と“ユーザー”と想定するのではなく、例えば“何十代の主婦で、家族構成はこうで、こういうことをしたい利用者”というような、具体的な仮想ユーザーとして、その人にとっての使いやすさを設計していく指標となる評価項目を選定しました。ユーザーを具体的にイメージすることで、“使いやすさ”も具体的に評価・提言することができると考えているからです。

※本評価のご利用に際して
本評価は、ランキング形式をとっていますが、ランキングそのものが目的ではなく、ランキング結果から自治体サイトの全体的な傾向を読み取ることが目的です。
また、本評価はIDI(インデプスインタビュー)やFGI(フォーカスグループインタビュー)に代表される定性的調査であり、定量的な動向を計測することが目的ではなく、少ないサンプル数から、より「生の声」に近い定性的な動向、仮説を読み取ることが目的の調査です。

評価項目

【公立(都道府県立)美術館サイト評価 個人編】
1 企画展アピール 企画展の情報が探しやすいか?またその情報で、企画展のコンセプト、見どころがわかりやすいか。たとえ自分に馴染みのない作家や展示内容であっても、興味をひかれるようなアピールができているか?
2 イベント案内 ギャラリートークやセミナーなど、いつ、何に、どうやって参加できるのか、すぐに探せるか?
3 カフェ、ショップ情報 館内のカフェやショップに関する情報もすぐ探せるか?また、ぜひ立ち寄ろうと思うようなアピールがされているか。
4 周辺情報 美術館に行ったら、その街も楽しみたい!という来場者の希望に応えてくれてる周辺情報はあるか?またその内容は、美術館の来訪を後押しできる内容か?
5 総合評価 わかりやすく使いやすいサイトであるか、美術館に行ってみようという気持ちにさせられたか。或いはサイト自体がおもしろく、また訪れてみようと思ったか。

【公立(都道府県立)美術館サイト評価 団体編】
準備中

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